はじめての自宅サーバ構築 - Fedora/CentOS -
Last Update 2018/05/30
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トップ >> メールサーバ >> バーチャルメールサーバの設定(Virtual Postfix)
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  1. バーチャルメールサーバとは・・・
  2. postfixの設定
  3. 設定の有効化
  4. 動作確認

■ バーチャルメールサーバとは・・・

バーチャルメールサーバとは、複数のドメイン名宛へのメールアカウントをリアルドメインのメールアカウントで受信できる事です。

例えば、当サイトのリアルドメインは『kajuhome.com』です。
ご存知の方は少ないかも知れませんが、当サイト公開当時のドメインは『homeip.net』でサブドメインが『kaju』、即ち『kaju.homeip.net』で公開していました。
当初の名残もあり、現在でも『kaju.homeip.net』でアクセス可能です。
この『kaju.homeip.net』も以前は当然メールを使用していたので、『kaju.homeip.net』宛へのメールも受信する必要があります。

よって、前述しましたが『kajuhome.com』がリアルドメイン、『kaju.homeip.net』がバーチャルドメインと言う位置付けとなっています。

■ postfixの設定

設定ファイルの編集
# vi /etc/postfix/main.cf
最終行に以下を追加
# virtual setting files
virtual_alias_maps= hash:/etc/postfix/virtual


virtualファイルの設定
# vi /etc/postfix/virtual
最終行に以下を追加
kaju.homeip.net anything
[email protected] linux
[email protected] user1
[email protected] linux

上記の設定説明
1行目『kaju.homeip.net anything』
    バーチャルドメイン名△任意の文字 (△はスペースを表す)
2行目『[email protected] linux』
    「[email protected]」宛のメールは、自アカウント「linux」に配送される
3行目『[email protected] linux』
    「[email protected]」宛のメールは、自アカウント「user1」に配送される
4行目『[email protected] linux』
    「[email protected]」宛のメールは、自アカウント「linux」に配送される
    *:他のアカウント宛へのメールを固定したアカウントに集積させる事ができる

複数のバーチャルドメインを設定したい場合は、上記の1行目からn行目(*1)を定義します
*1:n行はいくつでも設定可能

■ 設定の有効化

上記「postfixの設定」が完了したらvirtual DBファイルを更新する
# postmap /etc/postfix/virtual


postfixを再起動して設定を反映させる
【FC1 から Fedora15 / CentOS4 / CentOS5 / CentOS6 の場合】
# /etc/rc.d/init.d/postfix restart

【Fedora16以降 / CentOS7 の場合】
# systemctl restart postfix.service

■ 動作確認

virtualファイルの設定」で設定した、バーチャルドメインのメールアドレスに試験メールを送信してみる

正常に動作していれば、「virtualファイルの設定」で設定した該当する自サーバのアカウント宛に届いているはずです。

■ コンテンツ関連

■ その他

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