pukiwikiを動作させるには、既に『Webサーバの構築(Apache)』が動作済みであり、「PHP」が導入済みである必要があります。
【PukiWiki/Download】よりパッケージを取得します。
pukiwikiには、1.4系と1.3系のバージョンがあり、自サーバに導入する場合は
1.4系をダウンロードします。 公式サイトに書かれていますが、レンタルサーバなどで広告が自動挿入されるタイプは1.3系を導入する事をお勧めしています。
当方が、ダウンロードしたモジュールは、2006年12月14日時点で[pukiwiki-1.4.7_notb.tar.gz]となっています。
またダウンロードしたモジュールはサーバのパス「/root」にアップロードしてある事を前提としています。
PHPがマルチバイト文字(全角文字)を正しく処理させる為「php-mbstring」がインストールされているか確認を行います。
php-mbstringのインストール状況確認 # rpm -qa php-mbstring 上記の様に、コマンド実行結果が何も表示されない場合はインストールされていないので 「php-mbstring」をインストールする必要があります。 php-mbstringのインストール # yum -y install php-mbstring |
モジュールの展開 # tar zxvf pukiwiki-1.4.7_notb.tar.gz pukiwiki-1.4.7_notb/ pukiwiki-1.4.7_notb/attach/ pukiwiki-1.4.7_notb/attach/.htaccess pukiwiki-1.4.7_notb/attach/index.html pukiwiki-1.4.7_notb/.htaccess : : : pukiwiki-1.4.7_notb/wiki/57696B694E616D65.txt pukiwiki-1.4.7_notb/wiki/59756B6957696B69.txt pukiwiki-1.4.7_notb/wiki.en.tgz pukiwiki-1.4.7_notb/README.en.txt.gz pukiwiki-1.4.7_notb/UPDATING.en.txt.gz 管理者パスワードの生成(MD5アルゴリズム) (下記の「password」文字列を任意のパスワード文字列に変更して下さい。) # echo -n password | md5sum 5f4dcc3b5aa765d61d8327deb882cf99 - 認証ユーザパスワードの生成(MD5アルゴリズム) (下記の「himitsu」文字列を任意のパスワード文字列に変更して下さい。) # echo -n himitsu | md5sum f1a0e73e5d7fc293952d380e32fda73c - 各々の実行結果を控えておいてください。 pukiwiki設定ファイルの編集 # vi /root/pukiwiki-1.4.7_notb/pukiwiki.ini.php 管理者名の設定 // Site admin's name (CHANGE THIS) $modifier = '管理者'; 管理者のWebサイトURLを設定 // Site admin's Web page (CHANGE THIS) $modifierlink = 'http://kajuhome.com/'; 管理者パスワードの設定(上記のMD5で生成した実行結果) // Default: always fail $adminpass = '{x-php-md5}5f4dcc3b5aa765d61d8327deb882cf99'; 認証ユーザの設定 ///////////////////////////////////////////////// // User definition $auth_users = array( // Username => password 'foo' => 'foo_passwd', // Cleartext 'bar' => '{x-php-md5}f53ae779077e987718cc285b14dfbe86', // PHP md5() 'bar_passwd' 'hoge' => '{SMD5}OzJo/boHwM4q5R+g7LCOx2xGMkFKRVEx', // LDAP SMD5 'hoge_passwd' ); ↓ 上記部分を以下に変更 $auth_users = array( 'linux' => '{x-php-md5}f1a0e73e5d7fc293952d380e32fda73c', // PHP md5() 'linux_passwd' ); 上記の設定では「linux」という認証ユーザを作成し パスワードは、上記の認証ユーザパスワードの生成で生成した実行結果を設定 (「linux」というユーザは「himitsu」というパスワードで認証される) 編集認証を有効にする(認証可ユーザのみ編集できるようにする) ///////////////////////////////////////////////// // Edit auth (0:Disable, 1:Enable) $edit_auth = 1; $edit_auth_pages = array( // Regex Username '#BarDiary#' => 'bar', '#HogeHoge#' => 'hoge', '#(NETABARE|NetaBare)#' => 'foo,bar,hoge', ); ↓ 上記部分を以下に変更 $edit_auth_pages = array( // Regex Username '/.*/' => 'linux', ); apacheプロセスが処理できる様に、オーナとグループを変更する。(「-R」オプションを忘れずに・・・) # chown -R apache:apache /root/pukiwiki-1.4.7_notb pukiwikiファイル群を公開ドキュメントパスへ移動 # mv /root/pukiwiki-1.4.7_notb/* /var/www/html/ apacheの起動 【FC1 から Fedora15 / CentOS4 / CentOS5 / CentOS6 の場合】 # /etc/rc.d/init.d/httpd start 【Fedora16 の場合】 # systemctl start httpd.service |
Webブラウザより『http://サーバアドレス/』でアクセスすると下記画面が表示されます
1. メニュー一覧にある「新規」をクリックします。
以下のページが表示されるのでページタイトルを入力して「編集」ボタンをクリックします
2. 認証画面が表示されるので、「pukiwikiの設定と設置」で設定した認証ユーザ(linux)とパスワード(himitsu)を入力し「OK」ボタンをクリックします。
3. ページ編集画面が表示されるので、テキストボックス内にページ内容を書き込みます。
4. 「3.」の画面で「ページの更新」ボタンをクリックする事により、下記の画面が表示されページが作成されます。
管理者は認証ユーザが作成したページを「凍結」「凍結解除」する事ができます。
1. メニュー一覧にある「凍結」をクリックします。
2. 入力欄に管理者用パスワードを入力して「凍結」ボタンをクリックします。
3. 下記画面に変わり、ページが凍結された事が表示されます。
4. 「編集」ボタンをクリックしてもページが凍結されている為、編集できない事が確認できます。
編集を可能にするには「凍結解除」を選択して、上記同様に管理者のパスワードを入力したらボタンをクリックする事により可能です。