はじめての自宅サーバ構築 - Fedora/CentOS -
Last Update 2018/05/30
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  1. はじめに・・・
  2. pukiwikiパッケージの取得
  3. 事前準備
  4. pukiwikiの設定と設置
  5. pukiwikiの動作確認
  6. 注意事項

■ はじめに・・・

pukiwikiを動作させるには、既に『Webサーバの構築(Apache)』が動作済みであり、「PHP」が導入済みである必要があります。

■ pukiwikiパッケージの取得

PukiWiki/Download】よりパッケージを取得します。
pukiwikiには、1.4系と1.3系のバージョンがあり、自サーバに導入する場合は 1.4系をダウンロードします。 公式サイトに書かれていますが、レンタルサーバなどで広告が自動挿入されるタイプは1.3系を導入する事をお勧めしています。

当方が、ダウンロードしたモジュールは、2006年12月14日時点で[pukiwiki-1.4.7_notb.tar.gz]となっています。
またダウンロードしたモジュールはサーバのパス「/root」にアップロードしてある事を前提としています。

■ 事前準備

PHPがマルチバイト文字(全角文字)を正しく処理させる為「php-mbstring」がインストールされているか確認を行います。

php-mbstringのインストール状況確認
# rpm -qa php-mbstring

上記の様に、コマンド実行結果が何も表示されない場合はインストールされていないので
「php-mbstring」をインストールする必要があります。

php-mbstringのインストール
# yum -y install php-mbstring

■ pukiwikiの設定と設置

モジュールの展開
# tar zxvf pukiwiki-1.4.7_notb.tar.gz
pukiwiki-1.4.7_notb/
pukiwiki-1.4.7_notb/attach/
pukiwiki-1.4.7_notb/attach/.htaccess
pukiwiki-1.4.7_notb/attach/index.html
pukiwiki-1.4.7_notb/.htaccess
    :
    :
    :
pukiwiki-1.4.7_notb/wiki/57696B694E616D65.txt
pukiwiki-1.4.7_notb/wiki/59756B6957696B69.txt
pukiwiki-1.4.7_notb/wiki.en.tgz
pukiwiki-1.4.7_notb/README.en.txt.gz
pukiwiki-1.4.7_notb/UPDATING.en.txt.gz


管理者パスワードの生成(MD5アルゴリズム)
(下記の「password」文字列を任意のパスワード文字列に変更して下さい。)
# echo -n password | md5sum
5f4dcc3b5aa765d61d8327deb882cf99  -

認証ユーザパスワードの生成(MD5アルゴリズム)
(下記の「himitsu」文字列を任意のパスワード文字列に変更して下さい。)
# echo -n himitsu | md5sum
f1a0e73e5d7fc293952d380e32fda73c  -

各々の実行結果を控えておいてください。


pukiwiki設定ファイルの編集
# vi /root/pukiwiki-1.4.7_notb/pukiwiki.ini.php
管理者名の設定
// Site admin's name (CHANGE THIS)
$modifier = '管理者';

管理者のWebサイトURLを設定
// Site admin's Web page (CHANGE THIS)
$modifierlink = 'http://kajuhome.com/';

管理者パスワードの設定(上記のMD5で生成した実行結果)
// Default: always fail
$adminpass = '{x-php-md5}5f4dcc3b5aa765d61d8327deb882cf99';

認証ユーザの設定
/////////////////////////////////////////////////
// User definition
$auth_users = array(
    // Username => password
    'foo'   => 'foo_passwd', // Cleartext
    'bar'   => '{x-php-md5}f53ae779077e987718cc285b14dfbe86', // PHP md5() 'bar_passwd'
    'hoge'  => '{SMD5}OzJo/boHwM4q5R+g7LCOx2xGMkFKRVEx',      // LDAP SMD5 'hoge_passwd'
);
        ↓ 上記部分を以下に変更
$auth_users = array(
    'linux' => '{x-php-md5}f1a0e73e5d7fc293952d380e32fda73c', // PHP md5() 'linux_passwd'
);
上記の設定では「linux」という認証ユーザを作成し
パスワードは、上記の認証ユーザパスワードの生成で生成した実行結果を設定
(「linux」というユーザは「himitsu」というパスワードで認証される)

編集認証を有効にする(認証可ユーザのみ編集できるようにする)
/////////////////////////////////////////////////
// Edit auth (0:Disable, 1:Enable)
$edit_auth = 1;

$edit_auth_pages = array(
  // Regex           Username
  '#BarDiary#'        => 'bar',
  '#HogeHoge#'        => 'hoge',
  '#(NETABARE|NetaBare)#' => 'foo,bar,hoge',
);
        ↓ 上記部分を以下に変更
$edit_auth_pages = array(
    // Regex           Username
    '/.*/'            => 'linux',
);


apacheプロセスが処理できる様に、オーナとグループを変更する。(「-R」オプションを忘れずに・・・)
# chown -R apache:apache /root/pukiwiki-1.4.7_notb

pukiwikiファイル群を公開ドキュメントパスへ移動
# mv /root/pukiwiki-1.4.7_notb/* /var/www/html/

apacheの起動
【FC1 から Fedora15 / CentOS4 / CentOS5 / CentOS6 の場合】
# /etc/rc.d/init.d/httpd start

【Fedora16 の場合】
# systemctl start httpd.service

■ pukiwikiの動作確認

Webブラウザより『http://サーバアドレス/』でアクセスすると下記画面が表示されます

■ 新規ページを作成してみる

1. メニュー一覧にある「新規」をクリックします。

以下のページが表示されるのでページタイトルを入力して「編集」ボタンをクリックします

2. 認証画面が表示されるので、「pukiwikiの設定と設置」で設定した認証ユーザ(linux)とパスワード(himitsu)を入力し「OK」ボタンをクリックします。

3. ページ編集画面が表示されるので、テキストボックス内にページ内容を書き込みます。

4. 「3.」の画面で「ページの更新」ボタンをクリックする事により、下記の画面が表示されページが作成されます。

■ ページを凍結してみる

管理者は認証ユーザが作成したページを「凍結」「凍結解除」する事ができます。

1. メニュー一覧にある「凍結」をクリックします。

2. 入力欄に管理者用パスワードを入力して「凍結」ボタンをクリックします。

3. 下記画面に変わり、ページが凍結された事が表示されます。

4. 「編集」ボタンをクリックしてもページが凍結されている為、編集できない事が確認できます。

編集を可能にするには「凍結解除」を選択して、上記同様に管理者のパスワードを入力したらボタンをクリックする事により可能です。

■ 注意事項

■ コンテンツ関連

■ その他

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