updateonbootとは、システム起動時にバージョンアップされたパッケージを更新します。
パッケージのアップデートは「手動」と「自動」の2種類ありますが、当然の事ながら「手動」にした場合は使用者が意図的にyumを実行しなければなりません。
「自動」にしていた場合、その実行時刻に電源が切れていたらパッケージが更新される事はありません。
この「updateonboot」を導入すれば、電源ON時の各サービス起動時にパッケージのチェックを行い、アップデートパッケージが存在すれば自動的に「ダウンロード」→「アップデート」を行ってくれます。
「updateonboot」のインストール # yum -y install yum-updateonboot |
「updateonboot」を有効にするには、システムサービスとして登録する必要があります。
yum-updateonbootを自動起動に設定 # chkconfig yum-updateonboot on yum-updateonbootの自動起動確認 # chkconfig --list yum-updateonboot yum-updateonboot 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off |
Linux機の電源ON時の各サービス起動画面の状態
枠で括った場所がアップデートプロセス部分
また、yumのログにも何がアップデートされたか記録されています。
yumログの表示 # cat /var/log/yum.log Sep 07 08:49:33 Installed: kernel.i686 2.6.17-1.2174_FC5 Sep 07 08:49:34 Updated: httpd.i386 2.2.2-1.2 |
yum-updateonbootの自動起動を無効にする # chkconfig yum-updateonboot off yum-updateonbootの自動起動確認 # chkconfig --list yum-updateonboot yum-updateonboot 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off |